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プログラマ、開発者にぜひ読んでほしい、 VisualBasicの発明者アランクーパー著の本です。
「ソフトウェア、コンピュータがなぜこんなに使いづらいのか?」というのを具体的な例をあげ、その原因、解決手段を書いた本です。
なぜ使いづらいのか・・・それはソフトウェアの操作デザインが悪い。その操作デザインを良くするにはどうすればいいのかということが書いてあります。
ソフトは良い操作デザインなら、誰でも簡単に使えるようになる可能性がある。
なのに作る人が人間的なことを無視して作り、使う人が馬鹿だから使えないんだ、という振る舞いをする。
私自身MacOSからWindowsに移ってから、なぜWindowsはこんなに使いづらくてイライラさせられるのだろうと思って いました。しかし、この本の具体的な事例を読んではっきり理解できました。
ただ、少しでもプログラムを組んだことがある人は、人に親切なソフトウェアデザインはできないそうです。
プログラマはプログラムを組むときに妥協したり、過去のソースを再利用して手を抜いたりする・・・VisualBasicがまさにそれです。
頭の構造がコンピュータといっしょになってしまって いるからとも言って います。